狩猟のはなし
この冬ハンターになりました。
ハンターと言いましても猟師の事です。猟師といいましても鉄砲ではなく罠の方です。
なのでかっこよく鉄砲をぶら下げて山に入る訳ではなく、はこ罠とくくり罠を使ってしてイノシシを罠にかけプスッと止めを刺して捕獲するというなかなか原始的な感じです。
はこ罠(おりの中に入ったら蓋が閉まるやつ)
くくり罠(地面を踏み抜くとワイヤーが足に締め付けるやつ)
まず猟をするには狩猟免許を取る必要があります、どこの県もだいたい夏頃に試験が開催されたはずです。
狩猟免許は猟銃免許、猟銃免許(空気銃のみ)、罠免許、網猟免許に分かれます。その中でも自分は割とビギナー向け?の罠免許を取得しました。
猟銃は費用がかかるし、手続きも大変、あと猟犬が必要になるので初心者は罠免許からがおすすめです
あと免許があれば猟ができるわけでわありません。
猟友会(りょうゆうかい)という団体に狩猟者登録をしなければなりません
猟期は11月15日から3月31日までなのでご注意ください。
という訳で晴れてハンターデビューをいたしまして近所のハンターのおじい様方に混じってやっておりまマス
イノシシといえば獣くさいとか、肉質がかたいというイメージを持つ人が多いと思いますが、ちゃんとした処理を行えば最高に美味しい食材になります。
罠にかかったイノシシは棒にナイフをくくりつけて心臓めがけてひとつきします。止めを刺したイノシシの内臓を取り出し、川に一日つけて血抜きをします。この作業を丁寧かつスピーディーにする事で匂いはかなりなくなります。
血抜きをしたイノシシちゃんはナイフを使い足から腹に向かって切り目を入れ皮を剥いでいきます、皮に脂を付けないように、、
皮を剥いだイノシシはバラ、ロース、モモなど部位ごとにに分けていきます、この日は自分を含め7人だったのできっちり7等分しました。(師匠方はほぼ60~70代です)
その日は牡丹鍋をしました、肉は柔らかく脂もすごい甘みがあっておいしゅうございました。ちなみに牡丹鍋の意味は薄く切ったイノシシの肉を牡丹の花のように並べたことからこの名前が付いたそうです(説は他にもあるらしいですが)、、
イノシシのモモ肉等お鍋に入れなかった部分はしばらく煮込んで炒めた玉ねぎ、トマト、ローズマリーやタイムをぶち込んで石窯に数時間ぶち込んでおきます
すると
ちょっと写真栄えは悪いですがめちゃ旨です。
さらに自分たちで捕まえて捌いて料理したので余計美味く感じます。
ちなみに石窯は耐火レンガ等を使った自作です(奥さんと子供たちが作った)。上下2層になっていてスモークもできます。
という感じで狩猟をやってます。
おわり